気滞状態になっていないかセルフチェック!
気滞とは、気の巡りが悪くなっていて停滞している状態です。一般的な言い方をすると、自律神経系の緊張やコントロールを失った、不安定な状態です。イライラしたり、不安に思ったり、憂鬱感や不眠などの症状がよく見られ、原頭痛や胸の張りなど体の再度に張ったような痛みを感じることもしばしばです。春先に多くみられる症状です。
有)日本漢方医薬研究所 中川
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クスリになる食べもの「鼻づまり」
鼻がつまると、口を開けて呼吸することになります。そうすると、のどを痛めてしまうことにもつながるので、早めに対処しましょう。
①ゴマ油
ゴマ油に含まれるセサミンが鼻の粘膜に効果を発揮します。かぜによる鼻づまりだけでなく、花粉症やほこりによるアレルギー性鼻炎にも効果があります。
MEMO:鼻づまりがつらいときに、鼻孔にゴマ油を2~3滴たらす方法が効果的です。症状が軽いときは、綿棒にゴマ油をつけて鼻孔に塗ります。
②番茶
煮出した番茶(ぬるく冷ましたもの)に自然塩を少量加えた塩番茶で鼻孔を洗うと、すうっと鼻が通るようになります。
MEMO:軽い鼻づまりのときは、塩番茶を含ませた脱脂綿を鼻につめておくだけでもOK!
日本漢方医薬研究所 担当:中川
生薬製剤のワンダーエース:その1
弊社の主力商品「ワンダーエース」についてシリーズでお話をさせていただきます。
配合生薬:麻黄、半夏、厚朴、甘草、桂皮、射干、車前草の7種類が配合されています。よく葛根湯ですか?と言われますが葛根湯処方ではありません。
効能効果:感冒、咽喉炎、へんとう腺炎
※5才のお子様から服用できます。
次回は、「配合生薬について」です。
クスリになる食べもの「不眠」
寝つきが悪い、眠りが浅いという症状は、日中の活動時間にも影響をおよぼします。慢性化させず、安眠を得るためには食べものにも気を配ることが大切です。
①豆乳
安眠をうながす必須アミノ酸のトリプトファンが多く含まれているので、不眠に有効です。豆腐など大豆製品に共通して言える効果です。
②牛乳・チーズ
牛乳やチーズに含まれるトリプトファンが睡眠を安定させるセロトニンの合成を高めます。さらに、カルシウムが緊張をときほぐし、神経をしずめて、安眠につなげます。
MEMO 眠れない夜のホットドリンク
カップに豆乳(または牛乳)を入れ、レンジで温めます。黒糖(またはハチミツ)を加えて、よくまぜます。
※黒糖やハチミツも安眠に効果的!!
日本漢方医薬研究所 担当:中川
二十四節気「大暑」 (有)日本漢方医薬研究所
7月23日ごろからの暑さがいちばん厳しい時節
快晴が続き、気温が上がり続け、蒸し暑く大雨が降る時季。この前後から”夏の土用”に入り、暑さで消耗した体に精力をつけようと、鰻を食べる習慣があります。猛暑期に相手の健康を気遣う挨拶状である「暑中見舞い」も届くころ。夏バテの原因は重要な栄養素であるカリウムの不足とも言われています。体内でカリウムが不足すると、脱力感やだるさが出ることも。水分補給はもちろん、鰻のようなカリウムの豊富な食材を摂ることが必要です。
(有)日本漢方医薬研究所 中川
今日の漢方「インフルエンザ」 (有)日本漢方医薬研究所
インフルエンザは個々の症状に合わせて診断します。
中医学ではインフルエンザは症状から状態を見極めて、その病気が体のどこでどうなっているのかを判断して対策を考えます。冷えているなら温めよう、熱があるなら冷まそう、体表に近いなら発散させよう、深いところにあるなら体を元気にしながら病に打ち勝たせようというように。
(有)日本漢方医薬研究所 中川