気滞状態になっていないかセルフチェック!
気滞とは、気の巡りが悪くなっていて停滞している状態です。一般的な言い方をすると、自律神経系の緊張やコントロールを失った、不安定な状態です。イライラしたり、不安に思ったり、憂鬱感や不眠などの症状がよく見られ、原頭痛や胸の張りなど体の再度に張ったような痛みを感じることもしばしばです。春先に多くみられる症状です。
有)日本漢方医薬研究所 中川
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今日の漢方「更年期」 (有)日本漢方医薬研究所
更年期は病気ではなく、思春期のようなもの!
40歳を過ぎると、男女ともにホルモンをコントロールする腎の機能が低下し始め、ホルモンの分泌量が急激に少なくなります。その頃から10年くらいを更年期といいます。更年期自体は、本来、病気を指す言葉ではなく、思春期などと同じように人生のある時期を指す言葉です。体の変化を受け入れ、上手に年齢と付き合うことが大切です。
(有)日本漢方医薬研究所 中川
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クスリになる食べもの「かぜ」①
体の免疫力を低下させるかぜは、万病のもと。こじらせると気管支炎や肺炎になってしまう可能性もあるので、症状が軽いうちに治してしまいましょう。
①ショウガ
発汗・解熱作用があり、かぜのひきはじめに効果があります。辛み成分のジンゲロールと香り成分のショウガオールがかぜに効く有効成分。ショウガオールは抗酸化作用があり、感染症の予防に効き目があります。皮のまわりに栄養分が豊富。
②ネギ
特に薬効があるのは白い部分。漢方薬では「葱白(そうはく)」といわれています。かぜのウィルスを殺菌する作用に加え、発汗・解熱作用もあります。
MEMO:薬効が高いのは白い部分ですが、緑の葉の部分は栄養価が高いので、捨てずに料理に加えましょう。火を通しすぎると効き目が弱くなるので注意。
日本漢方医薬研究所 担当:中川
クスリになる食べもの「下痢」
下痢が続くと、栄養素や水分が失われて、体力が消耗します。水分補給をしながら、下痢止め効果や整腸作用のある食べ物をとりましょう。
①リンゴ
食物繊維のペクチンが豊富で、すぐれた整腸作用を持っています。下痢のときはペクチンがゼリー状の膜となり、腸壁を守ります。
②梅
梅に含まれる有機酸には整腸作用があります。さらに殺菌・抗菌作用で腸の炎症をしずめてくれるので下痢にも効果的です。
③ハチミツ
オリゴ糖が腸の善玉菌を増やして、腸内環境を改善し、下痢を解消します。ハチミツは便秘にも効果的です。
MEMO:ハチミツは一度になくさんとりすぎるのお腹がゆるくなってしまうことがあるので、多量摂取しないように気を付けましょう。ハチミツは1歳未満のお子様には与えないでください。
日本漢方医薬研究所 担当:中川
かぜの諸症状の改善「小柴胡湯」
小柴胡湯(ショウサイコトウ)
ワンポイント;少し長引いているかぜに。間質性肺炎のおそれあり。インターフェロン製剤との併用は禁忌。
<適応>
体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦みがあり、舌に白苔がつくものの食欲不振、吐き気、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適すとされ、また、胃腸虚弱、胃炎のような消化器症状にも用いられるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)には不向きとされる。まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られており、その他の副作用として、膀胱炎様症状(頻尿、排尿痛、血尿、残尿感)が現れることもある。インターフェロン製剤で治療を受けている人では、間質性肺炎の副作用が現れるおそれが高まるため、使用を避ける必要がある。また、肝臓病自体が、間質性肺炎を起こす要因のひとつとされており、肝臓病の診断を受けた人では、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。